受講者の声

VOICE

臨書部

臨書部 西澤楓(東京都)

先人の書を臨書することに大変面白味を感じます

小学2年生のころ、母に勧められたのがきっかけで日本習字を始めました。文字を書いていると、学校での忙しさや疲れがリセットされたような爽快な気持ちになります。優れた古典を手本として学ぶ臨書に興味を持ったのは、教室の先生が古典を勉強することの面白さを、私より年長の生徒の方に日頃から話されていたのを聞いていたからです。
私は臨書部でまず、楷書を学びました。同じ楷書でも印象が違うことにびっくりしました。また篆書の課題に挑戦した時は、篆書の形の面白さが大変興味深く感じ、一方で筆づかいには苦労しました。昔の人は本当にこんな字体を書いていたのかと、不思議な気持ちがしました。まだまだ書いたことのない書体がたくさんあり、同じ書体でも書きぶりが大きく違うことに臨書を学んで気づきました。先人の書を臨書することに大変面白味を感じます。先人の人となりやバックグラウンドを頭にいれた後、改めて書を見ると、鮮明でない拓本でも輝いて感じます。数限りない先人が、数限りない書を残しています。私は多くの書に触れたいと思います。そして生涯の趣味として、長く深く臨書を学びたいです。当面の目標は六朝楷書を極めることです。

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